Ptreeとは?2種の共通祖先を1画面で出せる系統樹サイト(英語)動いた
生物の分類を界から目へと列で辿りながら、寿命や化石の最古年代を横並びで読める、という系統樹サイトを使ってみた。今回はイチョウと針葉樹を並べて、形質の違いと共通祖先を1画面で出すところまで試した。
この日に実際に動かした結果です。内容の誤りに気づかれた場合はお問い合わせください。確認のうえ訂正します。
掲載した画面は Ptree のものです。手順の説明に必要な範囲を引用しています。
使う前に分かること
| 登録 | 不要(アカウントを作らずに使えた) 同じものの一覧 |
|---|---|
| クレジットカード | 要求されなかった 同じものの一覧 |
| 無料で使える範囲 | 登録の概念そのものが無く、全機能が無料で無制限に使える。 くわしく |
| 日本から | 使えた |
| 日本語UI | なし(画面は英語) |
| 確認日 | 2026-09-08(この日に実際に動かした) |
使い方
やること:2つの分類群を並べ、形質の違いと共通祖先を1画面で出す。
ptree.org を開く。登録もログインも無く、開いた時点で全部使える。
出るもの左下に KINGDOM の列が出て、animals / plants / Viruses などが並ぶ。

右上の検索欄に Ginkgo と入れて候補から選ぶ。和名では出ないので学名か英名。
入力するものGinkgo出るものGinkgoopsida / Ginkgo / Ginkgo biloba が候補に出る。選ぶと KINGDOM から下の列がその系統まで自動で展開する。
列の中のノードを選ぶ。選択と解除が同じクリックなので、1回目で外れて表が親の値に戻ることがあった。
出るもの上の形質表がその分類群の値に入れ替わる。Nutrition が all photosynthetic、Earliest fossil が 379–382.31 Ma。寿命・温度・pH は no records。
1つの形質は読めた。次は2つ並べる。
右下の Compare タブに切り替えて、木のノードを枠へドラッグする。検索結果からは直接入れず、木からのドラッグだけ。2つ目(conifers)も同じように。
出るもの枠に2つ並び、上に Common ancestor として vascular plants が出る。下へ送ると、化石の最古年代・絶滅危惧の割合・落葉か常緑かが2列で突き合わされる。
これで、イチョウと針葉樹の共通祖先と形質の違いが1画面に出た。ゴール。

この画面を人に渡せるか、URL をそのままコピーして開き直してみる。
出るもの再読み込みしても Compare タブと2つの比較対象が復元される。状態は URL の hash に入っている。
最後まで通した時に出たもの(実際の出力)
ginkgo と conifers が2列で並び、上部に共通祖先として vascular plants が出た。行ごとに化石の最古年代・絶滅危惧の割合・落葉か常緑かを比較できる。
良かった点
- 登録もログインも無い。開いてすぐ全機能が使える
- 画面の状態がURLの hash に入るので、リロードで戻り、そのまま人に渡せる
- ヘッダーの引用符アイコンで通称と学名を切り替えられる。和名を知らなくても学名で照合できる
- 各値に出典番号が付いていて、何件の記録に基づくかが分かる
- 写真と分布図の出典(iNaturalist・CC-BY-NC)が画面に出ている
不便だった点
- 日本語は一切ない。UIもデータも英語と学名だけで、和名では検索できない
- Wikipedia タブが木の選択と連動しない。ginkgo を選んでいるのに Lycophyte の記事が出たままだった
- 空欄(no records)が多い。ginkgo 側は寿命も温度もpHも記録なしだった
無料でどこまで使えるか
登録の概念そのものが無く、全機能が無料で無制限に使える。触った範囲で有料プランや回数制限の表示は出てこなかった。
詰まった点
木のノードは、選択と選択解除が同じクリックで切り替わる。1回目のクリックで選択が外れて上の表が親の値に戻ることがある
Compare へは木からのドラッグでしか入らない。検索結果から直接は入らなかった
まとめ
2つを並べて共通祖先を出すところまで、登録無しで届いた。画面の状態が URL に入るので、そのまま人に渡せるのは予想外に便利。引っかかったのは、和名で検索できないこと、Wikipedia タブが選択と連動しないこと、空欄(no records)が多いこと。「この生き物とこの生き物はどこで枝分かれしたか」を学名で確かめたい人向け。