Ptree を実際に動かしてみた動いた
生物の分類を界→門→綱→目と列で辿りながら、寿命・繁殖・化石の最古年代・分布といった形質を横並びで読めるブラウザ上の系統樹。2つの分類群を並べて共通祖先まで出せるので、「この生き物とこの生き物はどこで枝分かれしたのか」を1画面で確かめたい時に開く。
この日に実際に動かした結果です。内容の誤りに気づかれた場合はお問い合わせください。確認のうえ訂正します。
掲載した画面は Ptree のものです。手順の説明に必要な範囲を引用しています。
使い方
やること:2つの分類群を並べ、形質の違いと共通祖先を1画面で出す。
ptree.org を開く。登録もログインも無く、開いた時点で全機能が使える。
左下に KINGDOM の列が出て、animals / plants / Viruses などが並ぶ。

右上の検索欄に学名か英名を入れ、候補から選ぶ。
GinkgoGinkgoopsida / Ginkgo / Ginkgo biloba が候補に出る。選ぶと KINGDOM から下の列がその系統まで自動で展開する。
列の中のノードを選ぶ。上部の形質表がその分類群の値に入れ替わる。
Nutrition が all photosynthetic、Earliest fossil が 379–382.31 Ma のように表示される。
右下の Compare タブに切り替え、木のノードを枠へドラッグする。2つ目も同じようにドラッグする。
Drop taxa here to compare の枠に2つ並び、上に Common ancestor として vascular plants が出る。下へ送ると、形質ごとに2列で値が突き合わせられる。

そのままURLをコピーして保存する。状態は hash に入っている。
再読み込みしても Compare タブと2つの比較対象が復元される。
通した結果
ginkgo と conifers が2列で並び、上部に共通祖先として vascular plants が出た。行ごとに化石の最古年代・絶滅危惧の割合・落葉か常緑かを比較できる。
使ってみて良かった点
- 登録もログインも無い。開いてすぐ全機能が使える
- 画面の状態がURLの hash に入るので、リロードで戻り、そのまま人に渡せる
- ヘッダーの引用符アイコンで通称と学名を切り替えられる。和名を知らなくても学名で照合できる
- 各値に出典番号が付いていて、何件の記録に基づくかが分かる
- 写真と分布図の出典(iNaturalist・CC-BY-NC)が画面に出ている
使ってみて不便だった点
- 日本語は一切ない。UIもデータも英語と学名だけで、和名では検索できない
- Wikipedia タブが木の選択と連動しない。ginkgo を選んでいるのに Lycophyte の記事が出たままだった
- 空欄(no records)が多い。ginkgo 側は寿命も温度もpHも記録なしだった
登録まわり(実際に試した結果)
| クレジットカード | 要らない |
|---|---|
| メールだけで開始 | できる |
| 日本から使えるか | 使えた |
| 日本語UI | なし |
| 確認日 | 2026-09-08 |
無料で使える範囲
登録の概念そのものが無く、全機能が無料で無制限に使える。触った範囲で有料プランや回数制限の表示は出てこなかった。
実際にやってみたこと
Ginkgo を検索して系統を展開し、Compare タブで ginkgo と conifers を並べた。共通祖先が vascular plants と表示され、化石年代・絶滅危惧割合・落葉/常緑などが2列で比較できた。
詰まった点
木のノードは、選択と選択解除が同じクリックで切り替わる。1回目のクリックで選択が外れて上の表が親の値に戻ることがある
Compare へは木からのドラッグでしか入らない。検索結果から直接は入らなかった